ＰＴＡ水溶液はアモルファス（非結晶）状態でそのままでは光触媒機能はありません。 成膜性が高く緻密な膜ができ有機質基材の保護膜として、また無機質の下地剤としても使用できます。塗布後の乾燥膜は水に溶けません。250℃以上で焼き付けることによりアナターゼに結晶化し光触媒機能を発揮します。また鉛筆硬度９Ｈ以上の強固な膜面の形成が可能となります。

ＰＴＡ－ＦＪは、浸透性の部材（コンクリート打ち放し等）表面を無機ポリマーで被覆することにより、外部からの水の浸透を抑えます。また、皮膜が非常に薄いため塗布後も見た目が変わらず、基材の質感を損ないません

ＴＯゾルは塗布して乾燥させるだけで光触媒機能を発揮します。
樹脂や金属などいろいろな基材に使用できますが、密着性が低いので多孔質面や凹凸のある非接触面へのコーティングに適しています。

ＴＰＸゾルはＰＴＡ水溶液とＴＯゾルの混合液です。常温で有効な光触媒効果と、十分な（２Ｈ～５Ｈ）の密着性が得られます。また、熱処理が出来ない材料や既構築物への後施工に適しています。塗布後の膜は水に溶けません。基材の熱強度にあわせた熱処理をすることで光触媒効果と膜強度を向上させることができます。

親水性機能の向上を目的として開発しました。特殊保水物質とハイブリッドすることで、光触媒機能を低下させること無く高い親水性が得られました。 中性液体なので様々な基材用途に活用でき、常温乾燥で有効な光触媒効果と密着性が得られます。

ガラスなど平滑面で意匠性が重視される基材用として開発しました。透明で強固な膜が形成され、かつ超親水性を得ることができます。

ガス分解能力の向上を目的として開発しました。有害ガスの吸着機能を高めたことにより、光触媒のガス分解機能を効率よく発揮できるようになりました。 吸着性物質が、空気中の浮遊しているガスと、表面に接触してくるガスを吸着し、ＴＰＸの光触媒効果によってガスを分解します。

従来のペルオキソチタン系コーティング剤は、可視光にも応答していることが報告されていましたが、さらにその性質を高める事ができました。蛍光灯及び屋外からの光を利用することで、室内環境においても高い光触媒機能を発揮します。

抗菌効果を求める技術としてその安全性や確実性から、光触媒はもっとも期待を受けています。金属イオンや既存技術との複合により暗所機能を備えることが可能となりました。光触媒を用いることで抗菌と同時に細菌から出る毒素も分解することができます。

蛍光灯及び屋外からの光を利用することで、室内環境においても高い光触媒機能を発揮します。インフルエンザ対策等様々な分野への用途開発が可能となりました。

従来困難とされていたシックハウス症候群原因物質のひとつである、疎水性ＶＯＣ類（トルエン等の芳香族炭化水素）の除去を目的とした全く新しいタイプのコーティング剤です。親水性・疎水性ＶＯＣ双方の除去に対応することが可能な万能型のコーティング剤です。

蛍光灯及び屋外からの光を利用することで、室内環境においても高い光触媒機能を発揮します。室内の消臭・ＶＯＣ対策に有効です。